Emacs風なATOKの設定ファイル

XKeymacsを使うとWindows環境のあらゆる場所でEmacsのキーバインドを使用することが出来て非常に便利だ。UNIXな人はもちろん、xyzzyを使っているせいでついつい他の場所でもCtrl+Fを押してしまう人にはお勧めだと言える。

しかし、Xkeymacsも万能ではなくて、IMEの変換中はうまく動作しないことがある。筆者はATOKを使用しているが、例えばCtrl+Bで文節を前に動かそうとしても上手くいかない。そこで、IMEの変換中はXKeymacsを無効にし、IMEのキーバインド自体を変更してEmacs風の動作をするようにしてみた。Emacs以外の部分はATOK標準ではなくMS-IMEのキーバインドにしてある

Emacs風にするのと同時に、普段使わない変換キー(スペースキーの右にあるキーだ)をローマ字入力モードのトグルに指定してある。これにより、文中にローマ字が登場してもそこで一度変換をする必要が無くなり、連接変換を常に行うことが出来るようになっている。本来はCapsLockで行うべき動作だが、位置的に右親指の方が押しやすい。好みによっては半角/全角の機能をバインドしても使いやすいかもしれない。

さらに、Ctrl+無変換で入力モードの変更メニューがポップアップするようにしてある。チャット中などは、話し言葉モードに変更すると変換精度が上がるだろう。