RDFとRDBのマッパー

Jenaの開発元であるHP Labs Semantic Web Programmeから、RDFではない「構造化された情報」をSPARQLでクエリ可能にする(つまりRDFの様に見せかける)ためのマッパーが公開された。SquirrelRDFと名付けられたこのプログラムはSourceForgeからダウンロードできる(現時点ではJenaのプロジェクトページには掲載されていないようだ)。

Version 0.1ではRDBとLDAPのデータをSPARQLでクエリ可能な形にマップすることが可能となっている。クエリ方法は、同グループがこれまでに公開してきたJosekiと同様に、Javaのパッケージに直接アクセスするか、リモートに設置してHTTP経由のSPARQLクエリを使用することになる。

SquirrelRDFを使えば、世の中に大量に有るであろうRDBに保存された既存のデータがSPARQLでクエリ可能となる。また、新規データに関しても、信頼性の確保や、RDFに対応しないアプリケーションからのアクセスが容易となるだろう。