指向性メモ::2006-07-07

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制作日
2006-07-07T18:22:33+09:00
最終更新日
2006-07-07T18:22:33+09:00

W3Cが構想するXHTML2.0の方向性の話

Created:
2006-07-07T18:22:33+09:00

突如としてCDF(XML複合文書)のことを思い出したので、消えつつある記憶を掘り起こしてみる。去年のORFで行われた、XHTML2.0のEditorの1人である石川氏のプレゼンテーションが元ネタ。

CDFとは早い話、複数のXML語彙をまぜまぜして作られたXML文章のことだ(名前空間は素晴らしい)。わかりやすい例ではXHTML+SVGなどが挙げられるが、プレゼンテーションでは応用例としてXHTML2.0+MathML2.0+SVG1.1+XForms1.0+EGIX+ContactXMLによるサンプルまで用意されていた。W3Cとしては今後はこういった方向性でWeb文章(XFormsのことも考えると、Webアプリケーションも含みたいものと思われる)を構築していく予定らしい。前々から言われていたXMLボキャブラリの混合を本格的に進めていくようだ。

CDFには2つの形態が存在し、「参照」型複合文章(Compound Document by Reference; CDR)と「埋め込み」型複合文書(Compound Document by Inclusion; CDI)に分けられる。前者はXHTMLに既存のObject要素やimg要素に近いイメージで、外部リソースをURI参照することで、ある意味では擬似的に外部のXML文章を埋め込むこととなる。対して後者は1つのリソース内に直接複数のボキャブラリを混在させる方式となる(上述の組み合わせサンプルはこちらの方式だ)。これらは排他的な関係ではないので、特定のリソース(例えば巨大なSVGファイル)だけを「参照」で、残りの些細なリソースを「埋め込み」で、というような使い分けも可能となる。

参照型(CDR)に関しては、DOM Level 3をベースとした拡張が考えられており(現在草案)、参照元(親ソース)から外部リソース(子ソース)への透過的なDOMインターフェースが定義される予定となっている。なお、このような仕組みが提供されるようになると、XLlinkによる埋め込みと同じことをしていると思われるかもしれないが、両者はレイヤーが違う技術なので問題は無いと考えられているようだ。XLinkはいわばプリプロセッサによって処理されるため、アプリケーションにはその存在自体がが通知されない。対してCDRはアプリケーションレベルでの埋め込みになる。


以下、個人的なメモ。

というわけでW3C的にもXHTMLの限界突破を目指して色々と案を出しているわけなのですが、その点についてあまり触れられないのが不安な今日この頃。昔から委員会主導のもっさりした動きには批判がありましたが、これから先はさらに現実との乖離が進むのではないかと心配です。W3Cは(特に日本では)露出が少なすぎて、活動内容がエンドユーザに伝わっていないのも問題なのかもしれません。たとえばGoogleが「WebApplicationsブラウザー」をリリースしたらW3Cの権威が無くなってしまいそう、とか。


ORF当時の状況ではCSSがXMLベースになることは絶望的な状態でしたが、最近CSS WGのメンバーが替わったようなので、今後もしかしたら……。今更感も強いけど。


「タグ」を連呼する文章は信用できない説再び。

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