a7RV用にカメラバッグを新調した

カメラバッグを色々試しつつ、いくつか新しく買った。

自分のカメラの運用方法としては、普段はストラップを使って剝きだして持ち運ぶことが多くて、こまめにバッグに出し入れすることはしていない。そのため、簡単にカメラをバッグに出し入れできるかはあまり重要視していない。バッグの種類については、本体とレンズ+交換レンズ1本までなら肩掛けバッグ、それ以上の交換レンズやノートパソコンを持ち運ぶならバックパックかなと思っている。肩掛けバッグのほうがレンズ交換を頻繁に行う場合は楽ではあるのだけど、そもそも外で頻繁にレンズを変えることがほとんど無いし、体への負担を考えて、なるべくバックパックを使用するようにしている。

Timbuk2 Classic Messanger Bag L

10年以上前に買ったものだけど、未だに使えているのですごい。16インチのノートパソコンも楽々入るし、Peak DesignのCamera Cube V1のスモールも収納できる。 ただ、このサイズのバッグに沢山物を詰め込むと肩掛けにするには重くなりすぎるため、最近はあまり使わないようにしている。 現行のモデルは取っ手がついたり、ストラップの調整方法が変わったりと進化しているらしい。

Peak Design Everyday Sling 3L

ミニマムでいいかなと思って買ってみた。a7Cと小さめのレンズであればこれで十分なのだけど、さすがに必要最低限すぎて使う機会が少なかった。現在はカメラバッグとしては全く使っていない。

Peak Design Everyday Sling 6L

本体がa7Cであれば、大体どのレンズと組み合わせても収まるので、一番多く使っていた。FE50mm F1.2などでもフードを付けた状態で縦に入れることができるので、空いたスペースに交換レンズや子供用のおやつを入れることができて重宝する。Peak DesignのCapture Clipを付けておくと、カメラバッグ兼ストラップとして使えるのもかなり便利だと思う。

a7RVの場合、軍艦部のでっぱりのせいで、縦方向での収納が難しくなる。横に寝かせて収納すればいいのだけど、a7Cで使っていた頃よりは不便になってしまった。とはいえ、普段は交換レンズは持ち歩かないし、ちょっとしたおやつを入れるぐらいならできるので、引き続きよく使っている。カメラだけ持ち運ぶのであれば6Lが一番バランスが良いと思う。

Peak Design Everyday Sling 10L(未購入)

a7RVにバッテリーグリップを付けた状態で気軽に持ち出せないかと思って検討してみたものの、残念ながらマチの深さが足りないために、購入は見送った。スリングバッグとしては大きすぎる気がする。

WANDRD ROUGE Sling 9L(未購入)

WANDRDのスリングの中では最大サイズのもの。こちらもa7RVにバッテリーグリップを付けた状態で持ち出すのに良いかなとおもったのだけど、底のマチが微妙に足りないため購入しなかった。

Inside Line Equipment Photo Bag Mini(未購入)

完全に箱型のバッグで、バッテリーグリップ付きのa7RVでも余裕で入る。しかし、横幅が足りないために、FE 70-200 F2.8 GM2を付けた状態だと収納できず、購入には至らなかった。

Barkleyに店舗兼工房があって、そこで実際に作っているのがすごい。

Think Tank Photo Retrospective 20 V2(未購入)

バッテリーグリップ付きのa7RVにFE70-200 F2.8 GM2を付けた状態で縦に収納できる。見た目がどうも好きになれないため購入は保留中。

WANDRD ROUTE Pack

ホルスタータイプのカメラケースで、バッテリーグリップ付きのa7RVも収納できる。先端を延ばすとFE70-200mm F2.8 GM2を付けた状態でも収納できる。付属のネックストラップはただの紐なので、適当なもので代用する方がいいかもしれない。潰すと小さくなるので、念のためバックパックに入れておくカメラケースとして使っている。

WANDRD PRVKE Lite

PRVKEの中では最小のモデル。このモデルだけカメラ収納部が本体に一体化されている。

深さは無いのでバッテリーグリップ付きのa7RVは収納できないし、立てて収納できるレンズも限られる。Sonyの場合、GMクラスのレンズは単焦点でも縦に入らないので、交換レンズは2~3本での運用になる。横幅的にはa7RVにFE70-200mm F2.8 GM2を付けたまま収納できるものの、三脚座は外すか、回転させて横にしないといけない。横方向に逃がした場合、その分ほかのレンズの収納に影響する。フードを逆付けするとさらに納まりが悪くなるので、レンズからは外してしまって2階部分に入れてしまうことも多い。

サイドアクセスのジッパーが結構開けづらいのと、高さが足りないのとで、スムーズにカメラを出し入れするのは結構難しい。さらに交換レンズを詰め込むとカメラを引き抜けなくなる場合もあるため、サイドアクセスはおまけ程度に思っておいた方がいいと思う。

ノートパソコンは、MacBook Proの16インチがギリギリ入る(なぜか一つ大きいサイズの21Lには入らない)。

Peak Design Camera Cube V1

Peak Design製の保護ケース。高さがかなりあるのでバッテリーグリップ付きのa7RVがそのまま入る。V2が出て安くなっていたので、ミディアムとスモールを買った。FE135mm F1.8をはじめとして、大きめのレンズも縦に収納できるため、ミディアムでもかなりの機材を収納できる。ある程度強度があって簡単には潰れないのも良い。

ミディアムはサイドアクセス用に両サイドの側面が開くようになっているが、普通のバックパックで使う場合はあまり役に立たない。

最近出たV2は高さが低くなってしまったので、バッテリーグリップ付きのカメラは入らなくなってしまったし、立てて収納できるレンズも減ってしまった。V1が終売になってしまったら後述のLoweproか、他社の製品にするしかない。

Lowepro GearUp PRO camera box XL II

Lowerpro製の保護ケースで、XLはPeak Designのミディアムとスモールの中間のサイズとなる。機材が多い場合はPeak Designのミディアムでいいのだけど、普段バッテリーグリップを使うときは、FE70-200mm F2.8 GM2と交換レンズ1~2本ぐらいを持ち出すことのほうが多いので、両者の中間のサイズのXLを購入した。高さはほぼ同じで、バッテリーグリップ付きのa7RVの収納も余裕で入るし、レンズも縦に入る。強度的にもPeak DesignのCamera Cubeと似たようなレベルだと思う。

Peak Designとは違って、側面は上側が開くようになっているので、バックパックに入れる場合はこちらの方が使いやすいかもしれない。

AER Travel Pack 3 X-Pac

Peak DesignのTravel Backpackの評判が賛否両論なのと(特にストラップ)、45Lは大きすぎる気がしたので、近所で実物を触ることができたAERのバッグにした。

Peak DesignのCamera Cube V1なら、ミディアムとスモールがギリギリ1つずつ収まるので、おそらくラージも入ると思う。とはいえ、ミディアムにカメラとレンズをフルに詰め込んだだけでもかなり重いので、ノートパソコンなども含めて背負うのであれば、このバッグのように35Lぐらいが限界だと思う。ヒップベルトは別売なので注意。

ノートパソコンの収納はメインの収納と完全に分離しているので、メイン収納がカメラ機材でいっぱいの時もノートパソコンの取り出しは簡単にできる。

普段使いするには大きすぎて不便なので、同じAERの City Pack Proも買った。

AER City Pack Pro X-Pac

一見すると無理そうだけど、ジッパーはちゃんと閉まる。

Travel Pack 3より一回り小さい24Lのモデル。LoweproのGearUp PRO Camera Box XL IIかPeak DesignCamera Cube V1のミディアムがギリギリ入る。どちらもマチ方向(厚み方向)がかなりシビアで、本体側と蓋側のマチを合わせてジッパーを閉めることになる。Peak Designの方は本当にギリギリなので、常用には向かないと思う。

日常使いできるサイズではあるものの、まだちょっとかさばるかなという気はするし、車の助手席にバッグを置くときに、サイドハンドルが無いのが若干不便に思う。こちらもノートパソコンの収納は分離しているので、メイン収納に影響されない。

AERにはPro Pack 24Lというほぼ同サイズのバックパックがあって、こちらにもGearUp PRO Camera Box XL IIが入ることは確認した。しかし、バッグの横幅が底に近づくにつれて狭まるため、箱型のインサートを入れると底が浮いてしまう。カメラ用に使う場合、サイドハンドルがどうしても欲しい場合以外はCity Pack Proの方が良いと思う。