米国入国時にI-94が更新されていなかった話

前回の米国入国時にI-94が更新されない(発行されない)問題が発生した。CBPとのメールのやりとりで解決したので、顛末を記録しておく。

2023年4月 米国入国

日本への一時帰国を終え、サンフランシスコ国際空港(SFO)からJAL1便で米国に入国した。入国審査はいつも通りで、特に問題もなくスムーズに終わった。ただ、最近のポリシー変更で、パスポートに入国スタンプを押さなくなったらしく、I-94の期限をその場で知ることができなかった。

帰宅して一段落したあとにI-94をオンラインで確認した。期限が1年ぐらいだったので「今回は短いなぁ」と思ったものの、毎回期限にバラ付きがあるので、あまり深く考えることはなかった。

2024年1月 I-94が古いままであると気がつく

「そういえば4月ぐらいまでには1度出国しないといけないのか」と思って改めてI-94を確認してみたところ、入国日が2022年になっていることに気がつく。Travel Historyも見てみると、2023年はDepatureが最後で、その後入国していないことになっている。つまり、外形的には入国した記録がないのに米国にいることになってしまっている。

こう言う場合どうすればいいのかを検索してみたところ、CBPの公式サイトから問い合わせができるらしい。CBPのI-102という書類を持ってDeferred Inspection Siteという場所に行く必要があると言う情報もあったが、まずは公式サイトの問い合わせフォーム(Ask a Question)を試す事にした。

CBPからは翌日に返信があったものの、内容的には公式サイトのFAQにある「I-94が見つからないときは」の手順の案内で、あまり有用な情報は無かった。「それでも見つからないときはパスポートとビザの写真と、入国スタンプか入国日を送ってね」と書いてあったので、PDFでまとめて送った。入国スタンプは無かったのでeチケットの控えを送っておいた。

なぜかここで返信が途絶えたので、2週間ぐらいしてから再度公式サイトで問い合わせてみたところ、今度は「急ぎの場合は担当のDeferred Inspection Siteに問い合わせてね、この窓口だと処理に30日以上かかるかも」という返信が来たので、Deferred Inspection Siteに問い合わせる事にした。

Deferred Inspection Siteは米国各地に存在していて、入国した場所ごとに担当するサイトが違うらしい。SFOから入国した場合はSan Franciscoのサイトに問い合わせる必要がある。サイトのリストは公式サイト上にある。

各サイトへのI-94関係の問い合わせ方法は「I-94 Correction Instructions」に書かれている。San Franciscoの場合はメールアドレスが書かれているので、そちらに状況を説明したメールを送ると案内の返信が来る。ロケーションによっては電話番号しか掲載されていないので、その場合は電話をかける必要があるようだ。

メールへの返信は迅速で、当日中には案内のメールが返ってきた。案内に従って必要な書類(なぜかビザ申請時のサポート書類も必要だった)をPDFで送ると、数日中に対応してくれるようだ。私の場合、10日ほど経っても返信が来なかったので、電話で確認してみたところ「先週処理した記憶があるから、確認してみて」と言われた。オンラインで確認するとたしかにI-94が更新されており、Travel HistoryにもArrivalが追加されていた(LocationがSFOではなくてUnavailableになっていた)。処理自体は迅速なので、最初からこちらに問い合わせておけば一週間以内に修正が済んでいたかもしれない。

今回の経験から学んだ事