オムライスを上手に作りたい(再)。アカオの鉄フライパン22cm

アカオの鉄フライパンの写真
アカオの黒皮鉄フライパン22cm

浅ましい考えというのは存在するもので、前回紹介した中尾アルミ製作所のキングパン22cmを買った直後に、練習不足でオムライスを上手に作れなかった筆者は、「これはもしや、フライパンのせいなのでは?」という邪念を懐きました。当然のことながら、そんな訳はないのですが、せっかくなのでもう1枚フライパンを買ったのでした。アカオアルミの黒皮鉄フライパンです。

アカオの鉄フライパンの写真
テンパーカラーで青くなる

レビュー

まずは基本的なスペックを。

基本的にはキングパン22cmと似たようなスペックです。モブフライパン同士、外見もよく似ています。表面は共に黒皮で、こちらのフライパンもサビ防止材が塗布されているため、最初に空焼きして焼き切るように説明書に指示されています。製造方法も溝のつき方からするとスピニングのようです。

キングパンとの比較写真
アカオの黒皮鉄フライパン(手前)の方がなだらかな縁をしている

両者の相違点として、こちらのフライパンは側面が薄く加工されているため、少しだけ軽量です。とはいえ、22cmぐらいのサイズだと大きな差になっていないようです。また、外見上では、縁の立ち上がりがなだらかになっています。キングパンがハッキリとした縁の立ち上がりを持つのとは対照的です。このなだらかな縁は、オムライスを作る上では若干有利かもしれません。また、リベットが低頭タイプになっているため、表面上の凸凹が少なくなっています。

全体的な作りは、キングパンに比べると若干ですが安っぽく感じます。とはいえ、特に安っぽいわけでもありませんし、値段自体も500円程度こちらのほうが安いので、別段不満が残るレベルではありません。

それでオムライスは上手に出来たのか

結論としては、フライパンを多少替えてもオムライスは上手になりません。どちらのフライパンを使っても、同じぐらい難しいです。逆に言うと、練習さえすれば、どちらのフライパンでもオムライスは作れるでしょう。

中尾とアカオ、どちらのフライパンも、大きな差はありません。どちらを買うか迷った場合は、見た目の好みとお値段を見て選ぶことになりそうです。